10年以上使用していたトイレのウォッシュレットのリモコンが故障してしまった。
リモコンがきかないので見てみると電池から液漏れしていて、端子も腐食が進んで黒く変色していた。
ワンタッチで蓋や便座を自動で開閉してくれるので便利なリモコンだったが、10年落ちのためすでに廃盤になっている。
最近は純正ではないが代替のマルチリモコンも販売されているのでそちらを買ってみようかと思ったが、その前にだめもとでDIYで修理を試みる。
まず電池を入れ替えてみるが、しばらくすると画面(表示)が消えてしまう。
やはりどこかおかしそうだ。
次に、どこかのスイッチがおかしくないか順番に確認していくと「ビデ」のスイッチが押されたまま戻ってこないことを発見。
どうやらこのスイッチが故障して、CPUがこの「ビデ」のスイッチが押されたままと判断してエラー検知に引っかかっていると推測する。
次にカバーを外して、基板上のこのスイッチを確認してみるとやはりプッシュスイッチが押された(へこんだ)状態のままで戻ってこない。
やはりこのスイッチがおかしい原因のようだ。
スイッチの裏側の近辺も腐食が進んで黒くなっていた。
これは電池が液漏れして端子が腐食してしまった跡だ。
▼黒く変色した端子
さて、スイッチ交換できれば一番いいが残念ながら手持ちの工具では基板から取り外せそうに無いので、パターンカットをしてこのスイッチの機能(ビデの機能)を殺すことにした。
テスターで故障したスイッチ周りの結線状況を確認して恐る恐るパターンカットしてみた。
ついでに黒く腐食が進んでいたところもきれいにして半田を付け直しておいた。
結果は見事復活。ふたの自動開閉も問題なし。(ただしビデは使えない)
スイッチが故障した原因は正確には分かりませんが、スイッチのそばまで電池の液漏れ原因の腐食が進んでいたので、その影響でスイッチが壊れたのではと勝手に推測しています。
次壊れたらマルチリモコンに交換かな。
<追伸>DIY修理してから5年以上経過したがビデ以外の機能は問題なく使えている。
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